VILLAGE VANGUARD
  • 最新記事 最新記事
  • イベント イベント
  • オンラインストア オンラインストア
  • 店舗検索 店舗検索

ヒマつぶし情報

2023.08.10

【キタコレ!】伊藤桃連載vol.40 大人の夏休みを満喫!小湊鐵道が“ビール列車”に!?

シェアする

Facebook
Twitter

発車ベルとともに響き渡るカンパイの声。これから始まるのは“大人の夏休み”。

夏の夕方の風を受けながら、トロッコ列車が緩やかに走り出しました。

今回ご紹介するのは、千葉県五井駅から出ている小湊鐵道さん。

以前もこの連載でご紹介したことのある、この小湊鐵道さんの“ビール列車”が今年も走る事になったと聞いてさっそくお邪魔してきました!!

まずは受付からスタート。チケットは事前にwebで予約・購入できて、受付にて名前を伝えて引き換えになります。仲良しのお友達と今回は参加しました。

ちなみにお値段は、上総牛久駅までの往復きっぷと、特製のおつまみ弁当、そして地酒を含む飲み放題付きで8,500円です。

ホームにはいまかいまかと列車の到来を待つ人々でにぎわっていました。その期待に応えるように機関車が到着です!こちらは大正時代の蒸気機関車を現代版に再現した機関車で、汽笛は大正時代の汽笛そのもの!

誇らしげに「ぽぉ~」と音を鳴らしていました。

そしてけん引される列車はトロッコ列車。ここでお弁当を食べながらカンパイをする…そうまさに、“走るビアガーデン”です。

座席にはちょこんと、お弁当が乗っていました。

千葉県の名産物である落花生も添えられています。

おつまみお弁当は開催日によって2種類あるのですが、私は「八幡屋」さんのおつまみ弁当をいただきました。

こちらはなんと房総ジビエ料理!!いっけん普通のお弁当に見えますが、猪ハンバーグや猪ウインナーなどジビエ料理がふんだんに入っています。低カロリー高たんぱく質と身体にも優しいジビエ料理。猪ってこんなに美味しいんだと嬉しい新発見でした。もちろんそれだけではなく、鰻太巻きずしなども入った2段の豪華なお弁当です。

肝心なお酒ですが、1両をまるごと厨房にしており、生ビールはサーバーからの注ぎたてをいただけます。

他にも、選りすぐりの千葉県産の地酒、そしてハイボールや水割り焼酎、ウーロン茶が嬉しい飲み放題。

発車前から飲むことが出来るので、すでに車内は宴会状態でした。

浮足立ったにぎやかな雰囲気な中、乾杯の音頭ともに18:57五井駅を出発です。

このトロッコ列車の別名は“房総里山トロッコ”。

夏の匂い、少し湿った夜風、そして暮れていく夏の夕陽とごとごとと揺れるトロッコ列車の音。

さらに、美味しいアテとお酒と五感で里山を感じながら列車は進んでいきます。

ほとんどの駅舎が開業時から変わらず、初めて来たのにどこか懐かしい小湊鐵道の魅力をふんだんに味わいながら、次第にハイボールから地酒へ。

社員さんいわく、千葉県には魅力的な日本酒が多いので選ぶのにも一苦労されたそう。

その悩みに悩んだ末のラインナップは3種類。こうして飲み比べてみると1つ1つの個性がきわだちます。どれも美味しく、ますます千葉のお酒が好きになりました。

すっかりほろ酔いになったところで、折り返し地点。

約50分の旅を経て上総牛久駅に到着です。

ここで30分間の休憩時間がありました。

駅ホームには、昔懐かし立ち売りの方々が。自慢の商品を販売するべく、地元・牛久の商店街のみなさまが来ていました。私は牛久まんじゅうと、シャインマスカットが入った大福をゲット。こうして旅先で地元の方の顔が見えたり、ご当地の物をいただけたりするとますますその場所が好きになります。

そして、ホームには「きしゃにちゅうい」の文字。

これまたレトロな味わいがたまりません。

こちらもまた、1925年の開業時から変わらない駅舎。

そこに淡いちょうちんが飾られていて得も言われぬ風情がありました。

この上総牛久駅では嬉しいサプライズが!!

なんとアイスと駄菓子、線香花火のプレゼントです。

立ち込める線香花火の匂いと淡い光。

参加者は当然大人ばかりですが、この時ばかりはみな童心に戻った顔をしていました。

かくいう私もその1人。

帰りももちろん飲み放題。

21:04、すっかり暗くなった五井駅に到着して宴もおしまいです。

この“夜トロ”の運行は8/11・9/8を除いた9/15までの毎週金曜日。

里山の夜風をかんじながら、美味しいアテお酒、そして花火…まさに“大人の夏休み”。小湊鐵道で過ごしてみてはいかがでしょうか。

今回の探索人

キタコレ!の記事を読む

\シェアする/